ハイジャック会議

『幣舞橋を封鎖セヨ』

北大通り(きたおおどおり)には人がいなくて物悲しい。



- 北海道釧路市

【HJ場所】釧路市幣舞橋
【HJ方法】釧路市合同文化祭、シメは千人線香花火!


人通りの少ない駅前で、市内の学生が集まって、合同文化祭をやることに。
クライマックスは、80名で輪になり「せーの」で線香花火!この日集まったのは、総勢約150名。
いつもはがらんとした駅前に、人が溢れた日ができるまで。

はじめは勢いが肝心。



「何かしたいけど、何をしていいか分からない・・・」そんな声が多い中、釧路では2008年4月13日に第1回ハイジャック会議を開催。当日は19名が集まり、4時間にも及ぶ作戦会議に。
自己紹介をしてみると、参加者の中には釧路出身者が一人もいないことが判明。そんな僕たちにとって、釧路に対する1番の不満は、『駅前大通りに人がいなくて寂しい』というもの。
駅構内の地下のステーションデパートは3年前に閉店したまま、現在も尚、地下は封鎖。約800平方メートルある駅前広場も人通りがないため、街灯の3分の2は電球が切れたまま。駅前のシャッター通りも、駅に近づくほど、空き店舗が多くなってしまっているのが、今の駅前大通りの状況です。そして、出た案がHIJACK IDEAにある「幣舞橋を封鎖セヨ」。
その10日後の4月23日、第1回の中心メンバーが再び集まり、実行するための会議を8名で行いました。組織についての話し合いもし、「何をしたいか」という願望から、「何をするか」というより現実的な話になりました。きっかけは、代表の「鉄は熱い内に打て」という言葉。

また、第1回のハイジャック会議を通しての発見は『北海道教育大学釧路校』、『釧路公立大学』、同じ年代で同じ釧路に住んでいるのに全くといっていいほど関わりがなかったこと。一緒にひとつのことを考えたら、こんなにも意気投合できるのに、とみんなもったいない思いになりました。
そこで、「せっかく集まったのだから、まずはやってみよう!」ということに。そうして、「火を焚きながら、人が集まる場所をつくって、駅前を賑やかにしよう!」と意見がまとまりました。
なぜ駅前になったかと言うと、駅前大通りの正式名称である『北大通り』は、約1キロメートルある真っ直ぐなメインストリートで、その1番南側に幣舞橋があり、1番北側に釧路駅が位置するため、自分たちができることからやるためにも、駅前の一箇所に集中することにしたのです。

こうして「駅前ファイヤー」実現に向けて、いよいよ始動した訳ですが、今まで経験したことがない、予想だにできない問題が次々と発生しました。
最初に起きた問題は、動きはじめの大事な時期に、代表の森くんが急性腸炎で10日間の入院。それにより、6週間しかない中で企画内容と許可申請だけで4週間が過ぎたこと。次に駅前でキャンプファイヤーをするために消防団の方に相談をし、当日は消防団の方に消防車両を用意してもらい、どこに駐車しておくかまで決めていたにも関わらず、消防団長から消防署へ話をしたら、「それは消防団のすることではない」と振り出しに戻ってしまったこと。また、JRからの許可が下りていない内に新聞で報道され、開催中止の危機に晒されたことなど。
細かいことを言えばキリがありませんが、動いてみて初めて知ることばかり。しかも、動いていると困った時に誰かが助けてくれ、応援してくれるんです。それが何よりの発見と喜びでした。
そして、2週間前。機材の準備、協賛集めとチラシ配布などの広報活動に取り掛かり始めました。当日のスタッフの動き、進行台本の作成は最後の1週間で完成。ギリギリながらも、なんとか6週間でやれることはやりました。あとは天気を願うだけ。
しかし、前日は久しぶりの大雨警報。天気予報では翌日も大雨。急遽、悪天候の場合の中止マニュアルを作成。そんな不安なムードの中、当日を迎えることに…。

想いは、天に届くこともある。



当日、フタを開けてみれば大快晴!
予定通り着々と準備を進め、18:10の開場と共に一気に会場が埋め尽くされました。 来てくれたのは、商店街の方々、市役所の方、政治家の方、企業の方、また出演者の家族、友だちなど様々なジャンルの人々。
開場と共に、今回デビューというアーティスト学院の生徒さんによるギター演奏。3人共、本当に活き活きしていて一体感もあり、「最高のデビューだった」と言ってくれました。

<当日の流れ>
18:30 代表の森和樹(北海道教育大学4年)の開会の挨拶。
印象的だったのは、ちょうど同じ日に札幌でヨサコイをやっていて、「よさこいソーランも初めは大学生がゲリラ的に始めた事で、今では全国的なイベントになりましたが、それを釧路で出来ない訳がないと思う」という話でした。
18:20アーティスト学院による、キュートで本格的なダンスパフォーマンス 
18:30 6年前に釧路公立大学を卒業した、起業家の千葉朋美さん(ENダイニングシステム代表取締役)のトークショーでは、「学生時代を有意義に過ごすには、何でも経験した方がいい」というメッセージをもらいました。
19:30 学生の主張
19:50 釧路公立大学によるヒップホップ・ハウス・ブレイクダンス・ロックダンスなど6組のダンスパフォーマンス
20:20 全員で輪になって、線香花火
20:30 閉会の挨拶 
クライマックスは、参加者約80名で、線香花火をしました。駅前でイベントを開催すること自体が珍しかったせいか、気付けば子どもからおばあちゃんまで幅広い世代が参加してくれました。


こんなに街の人と関わるなんて。


今回のイベントを学内で開催していたら、恐らく苦労も少なく、学ぶことも少なかった。釧路駅前でイベントを開催するということは、市や地域企業、商店街の人々との関わり合いの中に入るということ。こんなに多くの街の人と関わるなんて思ってもみませんでした。
まず、駅前広場を使用するためには、「北海道旅客鉄道株式会社」と「釧路市役所道路河川課・広報広聴課」。釧路駅前で火を取り扱うには、『釧路消防署予防広報査察担当』。釧路駅前でイベントを開催するには、『釧路警察署地域課』、『北大通町会・釧路駅前商店街振興組合』、そして周辺施設への事前説明をした上で、それぞれ承諾してもらう必要がありました。
そういった中で1番有り難かったは、僕たちが情熱を持って動けば、大人は全面的に協力してくれること。知り合いを紹介してくれたり、手続きの仕方を丁寧に教えてくれたりと、困ったらいつも誰かが助け船を出してくれました。

印象的だったのは、釧路駅長の許可をもらう前に新聞に載ってしてしまい、怒られたにも関わらず、「せっかくいいことしてるんだから」と駅長に言っていただいたこと。最終的に許可が降りた時は、涙が出そうになりました。いや、出てました。
このたった6週間で、どれだけの人にご迷惑をおかけして、どれだけの人にお世話になったかは計り知れません。
中心メンバーからは、「普通に過ごしていたら、経験できないことが経験できた」、「実際に動くことが重要だと実感した」、「考えるだけでは何も変わらない。動けば変わるということを体験できた」という感想が出ました。
「この小さな輪を少しずつ大きくして行こう」という閉会式の言葉通り、次に向けて、また作戦中です。

メンバー:全体統括 森和樹(22)、統括補佐 相原真樹(30)、MC担当者 橘英里(22)、会場責任者 松嶌祐介(22)、事務局 櫛田洋一(20)、かがり火・ドリンク責任者 當田早希(20)、デザイン担当 桑原みなみ(20)、バリケード責任者 十枝内一徳(26)、線香花火責任者 高橋裕夢(20)、PA担当 沢倫博(25)、ステージ責任者 齋藤義孝(21)、吉田幸平(20)、斉藤洋一(20)、星野聡史(21)、澤田力丸(20)、名取美奈子(20)、佐々木栄(20)
http://www.hijackaigi.jp/blog/3/

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自分の街を自分が望むカタチに変えるプロジェクトがハイジャック会議です。