ハイジャック会議

『野菜のモッタイナイお化け作戦』

規格外の野菜を捨てるのがもったいない!



- 北海道網走市

【HJ場所】『網走一番!秋祭り』会場
【HJ方法】規格外野菜を肥料袋に詰め放題大会


規格外の野菜を活かすために、肥料袋に詰め放題できるイベントを実施。
メンバーは、6人の若者たち。網走市に暮らす老若男女、約300人が参加した日のできごと。

「一生懸命つくったのに、なんてもったいないんだ!」
農家で収穫等のアルバイトをしていた1年前の夏休み、せっかく収穫をしても形がきれいな野菜しか店頭に並ばないことを知った代表の安部くん。無駄になってしまう多くの野菜たち。「味は変わらないのに」。消費者視点にばかり寄っていて、生産者のことが無視されてると感じたのです。
そんな中、2008年8月2日に、網走で行われたハイジャック会議。集まったのは、13人。
「自分たちの不満はなんだろう?」。そんなことを考えているうちに、「網走の価値とは?」というところまで掘り下げて、話し合いは進んでいきました。
北海道網走市は、何にもないけど一次産業が盛んな地域。年間を通じて、かぼちゃ、じゃがいも、ごぼう、ながいもなどが生産されています。そして、代表の安部くんが農家の仕事を手伝ったりしていることもあり、「規格外の野菜でも形が悪いだけで、味は変わらずおいしいことを発信していこう」という内容に一致団結!
HJ場所は、家族連れから若者、お年寄りまで幅広い世代が訪れる『網走一番!秋祭り』。これに加えて、これまでの網走のお祭りにはない新たな試みで、網走のお祭りの決まりきった枠を壊したいという思いもあります。
でも、「ただ規格外の野菜を売るだけではつまんない」→「どうせなら思う存分味わって欲しい」→「好きなだけ持っていって欲しい」ということで「野菜の詰め放題」をすることに。
最初はビニール袋に詰め放題という内容だったところ、洋服屋店長で農家出身のたつろうさんに、「肥料袋に詰め放題にしたらどう?」というアドバイスをもらい、会場内で肥料袋をもった人がたくさんいることを想像して、みんなで大笑い!肥料袋は農家でもたくさん余っていて他に用途はなく捨ててしまうそう。新たに袋を出すこともなく、リサイクルにも繋がる。ここに『肥料袋に野菜詰め放題』の企画が誕生しました。

『ニポポの木』始動!
そして、自分たちの団体名をつけることに。
名付けて、『ニポポの木』。
由来は、“どんな願いも叶えて幸福をもたらしてくれる”という意味が込められた、アイヌの人々が昔からつくっていたニポポ人形。僕たち、『ニポポの木』”がみんなの願いを叶えていけたら。そんなことを思って、網走市の海岸沿いにある巨大なニポポの像からつけました。

そして、更に企画を詰めていく中で、野菜そのままだと、家に持って帰ってからでないと味わうことができないため「その場でも味わって欲しい」と思い、試行錯誤の結果、「かぼちゃスープ」に辿り着きました。この時期の網走の気温や手軽さも考えて、網走の規格外のかぼちゃを使ったかぼちゃスープをつくり、その場でも味わってもらおうという企画。
そこから、農家の方々との話し合い、協力、にんじんを僕達が畑に行って欲しい分直接抜かせていただきました。保健所の許可申請、イベント主催者との打ち合わせ、当日の会場内『ニポポの木』について知ってもらうための資料作成、肥料袋を持ちやすいようにするための加工、かぼちゃスープ作成、と企画内容が決まってから2週間程度で一気に網走中を走り回りました。
そして準備も終わりあとは当日を迎えるだけとなったその時、事件は起こりました。
なんとかぼちゃスープが腐っていたのです!
時刻はイベント開始10時間前の深夜1時。腐った約80リットルのかぼちゃスープ。これではお客さんに出すことができない。

もうスープはあきらめるしかないかと思ったその時、安部が「もう1回作ろう」と声を掛けました。時間がない中でここまで頑張ってきた、どうせなら最後まであきらめることなくやり遂げたい!みんなの想いが一つとなり、もう一度作り始めることとなりました。
その結果、なんとかかぼちゃスープも間に合い、はじめることができました。時刻は、開始30分前。
当日は天気にも恵まれ、会場内は約1万人もの多くの人で賑わいました。
野菜詰め放題は大盛況。1時間もしないうちにコンテナ16個分の野菜の9割が姿を消し、約300人が参加してくれました。


かぼちゃスープは残念ながら完売しませんでしたが、飲んでくれた人から「おいしかったよ」という言葉を聞いて、嬉しくてしかたありませんでした。

ニポポの木になるために
今回の活動が実現することができたことは野菜を提供してくれた農家さん、企画段階で悩んでいた僕達にいろいろアドバイスをくれたカフェの店長・澤目さん、肥料袋のアドバイスをくれた洋服屋店長・たつろうさんなど多くの人のお陰。
いろいろな人の思いを受けて、本当の“ニポポの木”に近づくためにも、これからも走り続けていきたい。そう思っています。

メンバー:安部賢治(代表)(21)、芦田賢太郎(22)、後藤祐輔(21)、渋谷未央(23)、瀬戸鈴代(21)、濱元真木(20)

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